民主党最高権力者、小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」による土地取引疑惑で、東京地検特捜部は近日中に小沢氏から事情を聴取するそうだ。
小沢一郎幹事長が世田谷の土地を購入したが、表向きは定期預金を担保に借り入れているが、購入当初は小沢一郎幹事長たんす預金から4億円の現金を出していたそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100109-00001104-yom-soci
小沢氏側の説明はこうだ。陸山会が04年10月に東京・世田谷区の土地を3億4000万円で購入したが、その購入資金は「定期預金を担保に銀行から借りた4億円を土地代金に充てた」と説明していた。しかし、実際には融資を受ける直前、小沢氏の個人資金4億円を土地購入費に充てていたとされる。
この個人資金が実はゼネコンからの闇寄付金だったのではないか?というのが検察の見方のようだ。
中堅ゼネコン、水谷建設の幹部らが、今回の土地購入とほぼ同じ時期に、小沢氏側に現金5000万円、さらに翌年に5000万円の計1億円を渡したと供述。小沢氏の地元岩手県で建設中のダム工事受注の見返りとみられる。特捜部もこの現金が購入資金に充てられたと判断しているもようだ。
今回はかなり執拗に小沢一郎幹事長について捜査しているが、法務大臣の指揮権も発動されず、どんどん捜査が進んでいるので興味深い。
小沢一郎幹事長にしてみれば、党(自分?)のためを思って巨額の資金を集め、選挙でも大勝した。資金集めもこれまでやってきた手法である。なぜ自分がそこまで厳しく捜査されなければならないのか?という感じではなかろうか?
しかし、最近の企業はコンプライアンス(法令遵守)に力を入れている。昔のように社長の一言で裏献金ができる状況ではない。内部告発の仕組みを作っている会社も多い。
社会情勢が変化して、以前のような政治資金集めの手法が使えなくなって来ているのに、強引に資金を集めたことがこうした事件につながったのだろう。天網恢恢疎にしてもらさず、というが、悪いことはできないものだ。
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